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ハッカソン開催によって得られるメリットと会場選びのポイント
2023.01.31
エンジニアやデザイナーなど多様な人材が集まり、さまざまなアイデアを出しながら短期間で開発を行う「ハッカソン(hackathon)」。
今やIT業界だけではなく、ファッションや音楽などさまざまな分野の企業が問題解決に向けてハッカソンを開催し、新しいイノベーションを起こしています。
この記事では、ハッカソンとは何か、その目的や種類、参加者側・企業側のメリット、ハッカソンを成功させるための会場選びのポイントなどについて紹介いたします。
ハッカソンとは
ハッカソンとは、ハック(Hack)とマラソン(Marathon)とを掛け合わせた造語で、ITエンジニアやデザイナーなどが集まってチームを結成し、特定のテーマに対して意見やアイデアを出し合いながら、決められた期間内で開発を行い、成果を競い合うというイベントのことです。
ハッカソンの期間は、マラソンのように数時間から数日間の期間が設けられており、参加者はそのあいだ開発に没頭します。
ハッカソンという言葉はアメリカで発祥し、2000年代半ばごろソフトウェアの技術革新や新なイノベーションの手法として、IT企業をはじめとするベンチャー企業などで注目を集めで普及拡大していきました。
日本でハッカソンが広まったのは2010年代に入ってからのことです。ITコミュニティーが東日本大震災の復興支援としてハッカソンを行ったのがはじまりだと言われています。その後、ソフトバンクや楽天、ヤフーなどのIT企業において積極的にハッカソンを行うようになったほか、学校などの教育機関や地方自治体でも開催されるようになりました。
ハッカソンを開催する目的とは?
1.新規事業や商品の創出
ハッカソンの最大の目的は、新規事業や商品の創出です。ハッカソンを開催することで異なる経験・スキルを持つ人が集まるため、今までにない新しい発想などブレークスルー起こりやすくなるため、それにより新規事業の開発や新商品、サービスの創出につなげることが狙いとなっています。
昨今では、商品やサービスにおける流行サイクルが短くなってきており、ビッグデータやウェアラブルなどITにおける進化にも目覚ましいものがあります。「イノベーション難民」という言葉があるぐらい、各企業では新たなアイデアに飢えている状況があるため、ハッカソンでオープンイノベーションが起こることへの期待も高まっています。
2.IT人材の育成
ハッカソンには、人材育成を目的とする動きもあります。ハッカソン参加者にはその技術に精通したエンジニアもいるため、ハッカソンに参加することで目新しい技術に触れることができます。IT業界ではIT人材の育成が急務だと感じている企業が多く、勉強会や研修といった目的で定期的にハッカソンを開催する企業もあります。
3.自社のPR・人材発掘
ハッカソンには知名度向上といった目的もあります。社外から人を招いて開催するハッカソンでは、自社商品やサービスを参加者に広く知ってもらうことができます。また、自社の魅力を知ってもらいながら良い人材の発掘を目指す、ダイレクトリクルーティングの場としても使われています。
4.コミュニティー形成、情報収集
ハッカソンを行うことによって、社内や社外におけるコミュニティーが生まれます。コミュニティーなど人間関係の形成だけでなく、チーム力や情報収集といった効果も生まれます。
ハッカソンの3つの種類
ハッカソンには大きく分けて、次の3種類のハッカソンに分類されます。
一般のハッカソン
企業や団体などが外部に向けて行うハッカソンで、ハッカソンのなかでも最も一般的なものです。
開催する企業や団体に関しても、大企業からベンチャー企業までと多岐にわたっており、テーマもITに関するテーマのほか身近なテーマなどさまざまです。外部に向けて広く募集を募るため、人が集まりやすく開催規模も大きいものが多いのが特徴です。
社内ハッカソン
社内ハッカソンは、社内のエンジニアやデザイナーなどを対象としたハッカソンを指します。社内勉強会として行われるほか、新サービスや新サービスを生み出すための手段としても使われ、Google・IBM・日立などをはじめとした多くの企業で行われています。
普段接することのない社員とチームを組んで一緒に開発を行うことで、組織力の向上も期待できます。
産学連携ハッカソン
産学連携ハッカソンは、大学などの教育機関と民間企業とが連携し、新技術や新事業の研究開発、学生の育成、社会問題の解決などを目的として開催するハッカソンです。
東京工科大学と日本ベンチャーキャピタル株式会社とが、2013年に連携して開催した「大学ハッカソン」がはじまりとなり、その後、金沢大学、立教大学、大阪大学などが続き、今では多くの大学や民間企業が産学連携ハッカソンを行っています。
一般的なハッカソン開催の流れ
ハッカソンは、おおむね次のような流れで行われています。
1.主催者によるテーマの発表とプレゼンテーション、ルールの説明
2.チームの編成
3.アイデア出しなどのグループワーク
4.開発作業
5.発表デモンストレーション
6.審査委員による審査と評価の発表
チームはハッカソンのために初めて顔を合わせたメンバーとなることが多いため、チームワーク形成のためにアイスブレイクとして打ち解け合う時間を設けることもあります。
また、開発作業時間が終わったあとは、チームごとの結果を示したデモンストレーションを行います。多くのハッカソンでは、団体やスポンサーによって構成された審査員を用意し、審査員や優勝チームを選出し表彰するというコンテスト要素もあります。
優勝したチームには、高額な賞金が授与されることもあります。
ハッカソンには多くのメリットがある
1.技術や知識の向上
ハッカソンに参加することで得られるメリットは、最新の技術に精通するエンジニアや専門家との交流により、技術や知識の向上が見込めることです。
2.オープンイノベーションにつながりやすい
ハッカソンには、あらゆる人が参加をするため多様性も広がります。さまざまな視点からのアイデアが提案されるため、イノベーションが生まれやすくなります。
3.業務の幅が広がる
また、ハッカソンでは0からの開発を行うため、企画から要件定義、設計、開発、テストまで全ての開発工程を経験することができ、業務の幅を広げることもできます。
4.組織力の強化
ハッカソンでは、チームを組んでひとつの目標に向かった作業を行います。普段交流を持たない人とのコミュニケーションにより、物の見方を多角化できるため、コミュニケーション面の改善につながります。特に社内ハッカソンでは、会社への帰属意識が高まる効果もあります。
企業にとっても人材育成だけでなく、組織力の強化といったメリットも期待できるでしょう。
ハッカソンを成功に導く会場選び
企業にとってメリットの多いハッカソン。優れた新商品や新サービスを生み出せるよう、ハッカソンの開催には会場選びも重要です。
ハッカソンの会場として利用できる場所は、貸し会議室やホテル、公共施設、自社スペースなどありますが、大きさも設備も様々です。
ハッカソンを開催する会場としては、安定したインターネット環境や電源はもちろんのこと、説明や発表にはプロジェクターやモニターなども使います。また、ハッカソンでの作業は、始まってから数時間から数日間続くことになるため、食事や宿泊の備えも必要となります。
期間中、時間を惜しんで開発に没頭することになるので、移動距離はできるだけ少なくしたいものです。
ハッカソンの会場選びの際は、必ず設備や施設の利便性などを中心に、総合的に見て判断しましょう。
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