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ウェルビーイング研修で職場の生産性を向上!成功に導く準備と実施ポイント 

2025.04.30

ウェルビーイング研修は企業の生産性を高め、従業員のエンゲージメント向上に大きな効果をもたらしてくれる研修です。
研修を通じて従業員の心身の健康をサポートすれば、ストレスの軽減やコミュニケーション力の向上が期待できます。

しかし研修を実施する際には、「内容が絞りきれない」「会場選びに迷ってしまう」など、準備段階で悩む事務局様も少なくありません。

本記事ではウェルビーイング研修の悩みを解消するための具体的な方法と、成功に導くためのポイント、会場選びのコツをご紹介します。

ウェルビーイング研修の概要と重要性

ウェルビーイングとは、心身の健康だけでなく精神的・社会的・経済的な安定も含めた総合的な幸福の状態を指します。

近年の企業においては、従業員のウェルビーイングを支えることが競争力の向上に繋がるとして注目を集めています。とりわけ職場の生産性や従業員の幸福度、エンゲージメントの向上にはウェルビーイングが大きな影響を与えるとされています。

ウェルビーイング研修を通じて従業員がストレスを軽減し、ポジティブな働き方を意識するようになると、仕事に対するモチベーションやパフォーマンスが向上します。

またチーム内でのコミュニケーションも円滑になり、協力的な職場環境が築かれるため、全体的な生産性が高まる効果も期待できるでしょう。

ウェルビーイングを取り入れた企業の例

ランニングシューズなどのスポーツ用品でお馴染みの「アシックス」では、ウェルビーイングの取り組みを強化し、従業員とその家族の健康管理・心身のケアをサポートする取り組みを行なっています。
同社では「メンタルヘルス対応の強化」「健康管理・増進体制の拡充」などの5つの健康推進活動を実施。スポーツをしやすい環境を提供したり、定期的に運動セミナーやメンタルヘルス研修を開催したりと、ウェルビーイングを実現させ健康経営を推進していくための施策が豊富に行われています。

参照:アシックスの健康経営 | 株式会社アシックス コーポレートサイト

ウェルビーイング研修の主なプログラム

ウェルビーイング研修では、心身の健康や職場環境を改善するためのさまざまなプログラムが用いられます。

【ウェルビーイング研修で行われるプログラムの例】

プログラム 内容
ストレス管理 ストレスの兆候を認識し、効果的な管理方法を学ぶ。リラクゼーション法やタイムマネジメント技術を提供。
感情のコントロール技法 自己の感情を認識し、冷静に対応できる技術を習得。感情的な反応をコントロールし、職場での対人関係を改善。
メンタルヘルスの理解 メンタルヘルスの重要性を学び、うつや不安症の予防法を理解。健康的な心のケア方法を学ぶ。
エンゲージメント向上のためのコミュニケーション 職場での効果的なコミュニケーション技術を学び、エンゲージメントを高める方法を探る。
ワークライフバランスの実現 仕事とプライベートの調和を取り、充実したライフスタイルを作り出すための方法を学ぶ。

これらのプログラムは社員が自分自身の状態を把握し、より健康的で効率的な働き方を実現することを目指しています。
特に、ストレス管理や感情コントロール、メンタルヘルスの理解など、従業員が日常的に直面する課題に対応する内容が多く含まれています。

ウェルビーイング研修を行うメリット

ウェルビーイング研修を実施することで、従業員一人ひとりのパフォーマンス向上や、企業全体の生産性向上に繋がります。さらに、社員満足度の向上や離職率の低下にも大きな効果があります。

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

個人のパフォーマンス向上

ウェルビーイング研修を受けると、社員は自らのストレスや感情の状態を理解し、効果的な管理方法を習得できます。これにより業務に集中しやすくなり、冷静な判断力が備わるようになるのが大きな利点です。
仕事のパフォーマンスも向上し、業務効率の改善にもつながるでしょう。

企業全体の生産性向上

ウェルビーイング研修によって社員一人ひとりが心身ともに健やかな状態で働けるようになれば、企業全体の生産性を大幅に向上させられます。
ウェルビーイング向上によって従業員が積極的に業務に取り組むようになれば、組織全体のエンゲージメントも高まります。

職場のコミュニケーションが円滑になり、チームワークが強化されれば、業務効率が飛躍的に向上。最終的には企業の目標達成が加速する効果も得られるでしょう。

社員満足度と離職率の低下

ウェルビーイング研修を実施すれば、従業員は企業に対する満足度が高まり、職場環境の改善を実感します。
心身の健康がサポートされるとストレスを感じにくくなり、職場での不安や負担が軽減されます。これにより社員の定着率が向上し、離職率の低下も期待できるでしょう
企業にとっては、優秀な人材の確保と維持につながる重要な投資となります。

▼ウェルビーイング研修に最適!|東京のカンファレンスホテル L stay & grow総合サイト

ウェルビーイング研修の効果的な活用法

ウェルビーイング研修を受けることは有益ですが、その効果を最大化するためには日常業務やチーム内での実践的な活用が不可欠です。また研修後の内容をどのように活かすかが、成果を出すためのカギとなります。
ここでは、ウェルビーイング研修を効果的に活用する方法を紹介します。

日常業務での活用

日常業務でウェルビーイングを活かすには、研修で学んだストレス管理や感情のコントロール技術を日常業務に組み込むことが重要です。
例えば業務が忙しくストレスを感じている際には「リラクゼーション法」を活用することで冷静さを保ち、効率よく仕事を進められます。
また「感情のコントロール方法」を実践すれば、対人関係のトラブルを減らし、チームの雰囲気を良くすることができます。
そのほか業務の合間に短いストレッチや呼吸法を取り入れるなど、小さな積み重ねが仕事のパフォーマンス向上に繋がるでしょう。

【具体例】

忙しいプロジェクトの進行中に、ストレスを感じやすい状況で呼吸法を取り入れることで冷静に判断し、チームメンバーと円滑に情報を共有できた事例があります。

チームビルディングに活用

ウェルビーイング研修で学んだ内容は、チーム内の信頼関係を築くためにも役立ちます。
研修では感情のコントロールやストレス管理に加えて「共感力を高める方法」も学べます。さらにチーム内で積極的にフィードバックを交換したり、相手の意図を理解したりする技術が向上すれば、チームワークが一層強化されます。
これによりチームメンバー同士の理解が深まり、コミュニケーションがスムーズになる効果が期待できるでしょう。

【具体例】

チームのメンバー間でストレスレベルや感情の状態を確認し合い、共感的なコミュニケーションを実施。結果的に業務の進行が円滑になり、迅速に問題解決ができます。

 

リーダーシップ向上

ウェルビーイング研修で学んだ内容は、リーダーシップ向上にも大いに役立ちます。
リーダーとして部下やチームメンバーのエンゲージメントを高めるためには、「メンタルヘルスや感情のケア」が重要です。
リーダー自身が自分のストレスを管理し、部下の心の健康に気を配ることで、メンバーが安心して意欲的に仕事に取り組めるようになります。
また「NLP(神経言語プログラミング)「感情コントロール技法」を使えば、メンバーのモチベーションを引き出し、チーム全体のパフォーマンスを最大化できます。

【具体例】

ある会社では、部下が仕事に対する意欲を失っているときにリーダーが「感情のコントロール技法」を使い、部下の価値観に合わせた方法でモチベーションを回復させることができました。

 

ウェルビーイング研修の準備と成功のためのポイント

ウェルビーイング研修を成功させるためには、適切な準備と実施が不可欠です。
以下のポイントを押さえると、研修の効果を最大化し、従業員の心身の健康をサポートできます。

心身のバランスを意識したプログラム設計を行う

ウェルビーイング研修では、心身両面の健康をサポートする内容を盛り込むことが重要です。
ストレス管理や感情のコントロールだけでなく、休息やリラックス法も取り入れたプログラム設計を行いましょう。
参加者が心身ともにリフレッシュできる時間を確保することで、研修効果がより高まります。

参加者の状況やニーズに合わせた個別対応を強化する

研修を受ける参加者はそれぞれ異なる状況やニーズを抱えています。よって個別対応を強化し、各参加者が自分に合った方法で学べるような環境を提供するとよいでしょう。
具体的には事前にアンケートを実施し、参加者の悩みや関心事を把握してから研修内容に反映させる開催手法が挙げられるでしょう。
こうすればよりニーズにマッチした研修を実施でき、効果も高まります。

心理的安全を確保&リラックスできる研修環境を構築する

ウェルビーイング研修では参加者が安心して学び、自己開示できる環境(心理的安全が確保された状況)が不可欠です。
心理的安全を確保するためには、参加者同士が安心して発言できるよう配慮し、リラックスできる空間を作ることを徹底しましょう
加えて、研修内容に集中できる静かな環境も必須です。
なお、研修形式として宿泊研修を選ぶのも良い方法です。
宿泊研修形式にすることでスケジュールにゆとりを持たせやすく、リフレッシュの時間を設けられます。これにより、研修後も参加者が効果的に学び続けられる状態を作りやすくなるでしょう。

▼宿泊研修について詳しくはこちら
https://lstayandgrow.jp/column/1488/

実際の体験を通じて学んでもらう

ウェルビーイング研修では、理論だけでなく実際の体験を通じて学ぶことが効果的です。
実習やロールプレイを取り入れ、参加者が実際に体験しながら学べる機会を提供しましょう。
またこのとき、日常業務を想定した形式で研修を行うと、研修終了後の再現性が高くなるためより効果的です。

終了後のフォローアップを行う

研修終了後、学んだ内容が実際に職場で活かされるかを確認するためにフォローアップを行うことが重要です。
数週間後に参加者と連絡を取り、研修内容の定着度や実践状況を確認しましょう。
また必要に応じて再度サポートを提供し、学びを定着させることも大切です。

【フォローアップの方法の例】

定期的な1対1の面談 参加者と定期的に面談し、研修内容の実践状況や効果を確認します。
オンラインチェックイン 数週間後にオンラインで進捗を確認するためのチェックインを実施します。
進捗報告書の提出 参加者に進捗報告書を提出させ、実際にどのように学びを活用しているかをレポートとしてまとめてもらいます。
グループディスカッション 定期的にグループでディスカッションを行い、学びの共有や課題解決を促進します。
ウェブアンケート オンラインアンケートを実施し、研修内容の定着度や実際の活用状況を定期的に評価します。
ピアレビュー 参加者同士でお互いの進捗をレビューし合い、実践状況を共有します。
行動計画の再確認 研修後に作成した行動計画を定期的に確認し、必要に応じて修正を加えるサポートを行います。
フォローアップセッション 数ヶ月後に再度集中的なセッションを開催し、参加者がどのように学びを実践しているかを振り返ります。

人事・事務局側が適切なフォローやサポートを行うと、研修の効果を持続させやすくなります。

ウェルビーイング研修に使用する会場選びのコツ

ウェルビーイング研修は参加者がリラックスしながら心身ともにリフレッシュできる環境で実施することで効果を最大化できます。
研修をより効果的に運営するためにも、研修担当者は以下の“会場選びのポイント”を押さえておきましょ

アクセスの良さ

ウェルビーイング研修を実施する際は、参加者がスムーズに集まれるよう「会場のアクセス」を重視しましょう。
駅から徒歩圏内の場所や交通機関で簡単にアクセスできる立地を選ぶことで、移動によるストレスを軽減できます。
特に大規模な研修では、参加者全員が早めに到着できるかどうかが重要です。

施設の整備状況(Wi-Fiや音響設備など)

研修開催の折には、研修中に使用する設備が整っているかどうかも重要です。設備が不十分だと研修がスムーズに進行しなくなる恐れがあります。
Wi-Fiや音響設備、プロジェクターなどの基本的な機器が揃っているかを確認し、必要な機材が足りているか事前にチェックしておきましょう。

静かな環境

ウェルビーイング研修は深い思考や集中を要する内容が多いため、静かな環境が求められます。
周囲の騒音や他のイベントによる影響を避け、静かな立地にある会場を選びましょう。
二重窓や防音設備が整った会場なら、より安心です。

食事や休憩スペースの整備

研修開催時には、参加者が研修の合間にリフレッシュできる休憩スペースが必要です。
リラックスできるスペースを提供することで、研修中の集中力が持続します。
また、食事の質も大切な要素です。
バランスの取れた食事を提供し、参加者が健康的な状態で研修に臨めるよう配慮しましょう。

レイアウトの柔軟性

会場探しの際には、研修内容によって会場のレイアウトが柔軟に変更できるかどうかも確認しておきましょう。目的に応じたレイアウト変更が可能な会場を選ぶことで、プログラムの進行がスムーズになります。
例えばグループワークやディスカッションを行う場合は、自由に席を移動できる広いスペースが求められます。座学中心の研修であれば、静かで落ち着いた配置が好まれます。
あらかじめ会場の見学を行い、部屋の広さやレイアウトのパターン、雰囲気などを確認すると失敗を防げます。

懇親会の開催可否

研修後の懇親会が重要な場合、会場で懇親会を開催できるかどうかも考慮しましょう。
懇親会の実施は必須ではないものの、リラックスした環境で参加者同士が交流を深めることで研修効果をより高められます。
懇親会を通じてチームビルディングを行い、研修の内容を実践的に活用できる場を提供しましょう。

スタッフの対応

会場探しの際には、スタッフのサポートが手厚いかどうかもチェックしましょう。
研修中の急なトラブルに迅速に対応してくれるスタッフがいる会場は、研修の進行がスムーズに行えます。
事前にスタッフとの打ち合わせをし、研修中のサポート内容を明確にしておくと安心です。

補足:宿泊型研修の場合は客室にもこだわろう

宿泊型研修を行う場合は、客室の快適さも重要な要素です。

清潔で静かな環境のある客室を選ぶと、参加者が十分にリフレッシュでき、研修後のパフォーマンス向上につながります。
特に、休養が必要な場合や集中して学びたい場合、ホテルクオリティの宿泊施設を選ぶことが効果的です。

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ウェルビーイング研修を実施する際の注意点

ウェルビーイング研修を効果的に実施するためには、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。
参加者の個別ニーズに対応し、研修後もしっかりとフォローアップを行うことで、研修効果を最大限に引き出せます。

参加者の多様性を考慮する

ウェルビーイング研修では、参加者のバックグラウンドや職務に応じた個別対応を行うことが重要です。
同じ研修内容でも、異なる職位や経験を持つ参加者が一堂に会する場合はそれぞれニーズが異なります。
例えば事前にアンケートを取る、グループ分けを工夫するなどして、各人の関心や課題に対応するプランを組み立てましょう。
個別対応が難しい場合は、属性やニーズごとに研修を分ける方法も有効です。

評価とフィードバックを活用する

ウェルビーイング研修の終了後は、参加者からフィードバックを収集し、その結果を次回の研修に反映させましょう。
収集方法にはアンケートやインタビュー、グループディスカッションなど、さまざまな方法があります。評価を通じて研修の効果を測り、改善点を明確にすることで、より効果的なプログラムへと進化させられます。

継続的なサポート

研修終了後は、学びを日常業務に活かすためのサポートが必要です。
定期的なオンラインサポート、個別カウンセリングなどを提供することで、研修内容を実務に落とし込む助けになります。
研修後も参加者が継続的にサポートを受けられる体制を整えておけば、学びを定着させ、長期的な効果を見込めるでしょう。

ウェルビーイング研修開催ならカンファレンスホテル「L stay&grow」が最適!

ウェルビーイング研修は他の研修と比較して、心身の健康を重視した独自のアプローチが求められます。そのため参加者の個別ニーズに応じたカスタマイズや、感情的安全を確保した環境作りが成功のカギとなるでしょう。

ポイントを押さえて準備を進めていけば、研修の効果を最大化し、組織全体のウェルビーイング向上に繋がる成果が期待できます。
そしてウェルビーイング研修を成功させるには、研修内容のニーズ調査や会場探しを含めた事前準備を早めに進めていくことが重要です。

 

L stay&grow(南砂町・晴海)について


南砂町・晴海の2拠点に展開するL stay&growは、宿泊研修に必要な会議室・宿泊部屋・レストランを備えたカンファレンスホテル(研修特化型ホテル)です。
L stay&growの各拠点では大小さまざまな規模の研修が開催可能な会議室を備えており、参加人数に応じて最適な広さの会議室をお選びいただけます。
【カンファレンスルームの例】
・L stay&grow南砂町|PEAK 1+2 /最大50席

・L stay&grow晴海|BERTH 1・2 /最大96席

※両会場では大人数・少人数に対応可能なカンファレンスルームを多数ご用意しております。

またL stay&growでは、経験豊富なコンシェルジュが企画段階から研修終了までご担当者様を伴走サポートいたします。「研修ではどんなレイアウト・内容が良い?」といったご相談はもちろん、機材の手配や資料作成のサポート、当日のオペレーション等についても徹底フォロー。
研修期間を過ごす客室やお食事の内容につきましても“大切なプログラム”として考えており、ご担当者様のご意向に沿ったご提案をさせていただきます。
ホテルクオリティのお食事、広々とした清潔な客室では、参加者様・講師の皆様が快適な研修期間をお過ごしいただけます。

【客室例:晴海|リラックスツイン】

【客室例:南砂町|コンパクトツインルーム】

【朝食のご提供例:南砂町】

【昼食のご提供例:晴海】

【夕食のご提供例:晴海】

 

なおL stay&grow各館は主要駅からのアクセスも良好な立地にあり、参加者様のご負担を極力減らせるのも特徴です。
「上質な研修会場を探している」
「研修会場と宿泊、食事をまとめて手配したい」
「参加者の満足度アップにつなげたい」
このようにお考えのご担当者様は、ぜひお気軽にL stay&growまでご相談ください。
▼東京のカンファレンスホテル L stay & grow総合サイト

 

 

 

 

 

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