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社内表彰式とは? 実施したときの効果や演出のアイデア、準備のポイントを解説!

2023.12.01

優秀な成績をおさめた従業員に対し表彰を行う「社内表彰式」。社内表彰式に対する考え方は企業によってもさまざまですが、社内表彰式をあえて大々的なイベントとして開催するとさまざまな効果・メリットが得られます。

本記事では、社内表彰式の概要や得られる効果、社内表彰式を盛り上げる演出アイデアをご紹介します。また準備をスムーズに進め、社内表彰式を成功させるためのポイントについても解説しています。「従業員のモチベーションを上げたい」とお考えの企業様は、ぜひご参考になさってください。

社内表彰式とはどんなイベント?

社内表彰式は、一定の期間・評価基準において優秀な成績をおさめた従業員を、企業が表彰する式典です。

従業員に対しよい評価を下す場合、一般的には「上司が部下を評価する」という形式が取られます。一方表彰式では、企業の従業員が会場に集結する中、重役が直接表彰を行う形式をとります。
「全社員からの賞賛が受けられる」ということもあり、その喜びはひとしおです。

表彰を行う際の基準については企業により異なりますが、一般的には次のような場合に表彰を行うケースが多いでしょう。

・好成績を残し、企業の売上に貢献した
・組織内を改革し、仕組みを改善することで生産性向上などに貢献した
・企業のバリュー(行動指針)をもっとも体現した
・サンクスカード(※)の獲得数

※業務での感謝の気持ち、賞賛される行動をとった従業員に対し他の従業員から贈ることができる感謝の気持ちを示したカードのこと

上記は一例ですが、企業にとってはユニークな基準を設ける場合もあります。

また、表彰式ではトロフィーやメダル、表彰状などが贈られるほか、金一封や商品券・旅行券などのボーナスが付与される場合も多いです。

社内表彰式によって得られる効果

社内表彰式を開催することで得られる効果は以下の5つです。

特に従業員のエンゲージメントやモチベーションの向上については大きな効果が期待できます。従業員との関係性を向上させたいとお考えであれば、ぜひ社内表彰式の開催を検討してみてください。

従業員エンゲージメントの向上が期待できる

従業員を表彰式で賞賛することで、企業に対するエンゲージメントアップにつながります。エンゲージメントとは「愛着」のことで、企業に対する愛着、忠誠心といった意味合いを持ちます。

従業員のエンゲージメントが高くなると、従業員は「企業に対し貢献したい」「企業の名に恥じない行動をしたい」と自然に考えるようになります。また、企業に対し愛着があると居心地の良さにもつながるでしょう。そうなれば生産性や業績の向上、コンプライアンス違反の減少、離職率の低下などが期待できます。

従業員のモチベーションアップにつながる

日頃頑張ってくれている従業員を直接賞賛する機会というのは意外に少ないものです。社内表彰式を行い、全社員の前で努力をたたえることで、従業員のモチベーションアップにつながります。加えてトロフィーやメダル、賞状や賞金・景品などを授与することで、モチベーションはさらに高まります。

また、残念ながら表彰選外になった従業員についても「あの人のように表彰されたい」「評価される機会があるなら頑張ってみたい」というふうに、業務に対する向き合い方が変化する可能性もあります。

評価ポイントの明確化、周知を効果的に行える

社内表彰式によって企業が従業員を評価するポイントを明確化することで、「企業は従業員のどんなはたらきを評価するのか」が自然と周知されます。これにより“何をどう頑張れば評価されるのか”が可視化され、従業員が目的を設定しやすくなります。

企業のマインド、ビジョンの浸透化につながる

社内表彰式で評価ポイントを明確に提示するということは、企業のマインドやビジョン、従業員像といった方向性を共有しやすくなることでもあります。

社内報などで企業のマインドやビジョンを周知するのには限界がありますが、こうした式典イベントで周知を行えば、各従業員の印象に残りやすくなるでしょう。

従業員同士の交流機会が生まれる

社内表彰式を開催することで、従業員同士がお互いの健闘を称えるなどの会話が生まれやすくなります。また式典のあとに懇親会を開催すると、より幅広い範囲の交流機会を作ることができます。

従業員同士のコミュニケーションが活発になれば、業務が円滑になったり、部署を超えた新たな協働機会が創出されたりといった可能性も期待できるでしょう。

社内表彰式を盛り上げる演出アイデアは?

「せっかく社内表彰式を実施するのだから、ほかの企業と差をつけて盛り上げたい!」と思ったとき、差別化のために重要なのが“演出アイデア”です。

本項では、社内表彰式のよいアクセントになる演出アイデア9選をご紹介します。

BGMや照明で盛り上げる

BGMや照明に凝った演出は、オーソドックスながらも盛り上がります。BGMについては表彰式の定番曲だけでなく、受賞者本人に好きなBGMを選んでもらうのもおすすめです。

また、照明については受賞者をスポットライトで照らしたり、ライトを動かして派手さを出すムービングライトを活用したりするのもよい演出でしょう。

BGM・照明どちらも素材の準備や打ち合わせ等が必要になるので、盛り込みたい場合は早めに相談されることをおすすめします。

趣向を凝らしたオープニング映像

表彰式のスタートを飾るオープニング映像は、わかりやすく「これから栄誉ある表彰式が始まること」を会場全体にアピールできます。高揚感が得られ、表彰への期待を高めてくれる効果もあるでしょう。

オープニング映像は動画編集ソフトなどを使用して自社で製作することもできますが、より凝った映像を作りたい場合は動画制作会社へ依頼するのもおすすめです。動画編集のスキル、および予算や求めるクオリティに応じて内製か外注かを選ぶとよいでしょう。

レッドカーペットの演出

表彰式では、会場にレッドカーペットを敷くだけでもぐっと雰囲気が変わります。“フォーマルなお祝い事感”が増すうえ、受賞者がその上を歩くことで誇らしい気持ちになれます。

レッドカーペットを敷く場合はレンタルまたは購入の手配がいるほか、会場での使用許可も必要になります。

テーブル上のネームプレート

手軽に“特別感”が出せる演出のひとつに、表彰式で使用するテーブルの上にネームプレートを置く演出があります。低コストながらもパーティーらしい雰囲気が楽しめるので、演出のうちのひとつとして取り入れてみるのもおすすめです。

メッセージ動画

社内表彰式でおすすめの演出には、メッセージ動画の活用も挙げられます。

これは上司や受賞者が普段やり取りをしているクライアントにインタビューをして、受賞者の普段の仕事ぶりや印象的だった出来事、ヒミツのエピソードや将来期待していることなどを評価してもらい、それらを動画として流すというものです。

社内外からのお褒めの言葉を映像として流すことで受賞者の大きなモチベーションアップにつながります。

同じ衣装を全員で着る

社内表彰式では、自社全体にチーム意識を持ってもらいながら楽しんでもらうことが重要です。

その方法のひとつとして、同じ衣装を全員で着るという演出があります。具体的にはその日のためだけに作ったオリジナルTシャツやパーカーといったものから、法被、ジャケットなどが好適でしょう。わざわざおそろいの服を作るのが難しい場合は、「赤い服を着る」などのドレスコードを設ける方法もあります。

みんなで同じ服を着ることで特別感のあるイベントが楽しめますし、仲間意識も強くなります。厳かな雰囲気のイベントには向かないかもしれませんが、「お互いの距離を縮めたい」という場合にはぜひ検討してみてください。

部下が上司を表彰

通常、表彰式では「重役や上司などが部下を表彰する」というケースが多いものです。

そんな常識を覆し、部下が表紙を“逆表彰”すると大変盛り上がります。発表の際には表彰の理由や上司にまつわる面白いエピソードなどを披露するのもおすすめです。

受賞者側となる上司は、立場的に普段はあまりいたわられない傾向にありますが、式典の場で部下に褒められることでモチベーションアップにつながるでしょう。

受賞者の密着映像

あらかじめ受賞者を決めておく場合、受賞者に声をかけて仕事中の密着映像を撮影するのもおすすめです。撮った動画は受賞者を紹介するときにアテンション映像として流すことで、受賞者に対する注目度も増しますし、中だるみしにくい表彰式が作れます。

また、まじめな動画もいいですが、カジュアルな雰囲気の表彰式であれば笑いに振り切ったアテンション動画でも問題ありません。動画制作については内製、外注どちらでも構いませんが、長くなりすぎないようにだけ注意しましょう。

エンドロール

社内表彰式においては、当日の会場の様子をエンドロールとして流すのも盛り上がります。動画を撮ってからダイジェストをまとめ、スクリーンに流すことで式典のよい区切りとなりますし、「特別なイベントだった」という印象を与えられます。

社内表彰式の開催準備で知っておくべきポイントは?

社内表彰式は「華やかな雰囲気」を演出することでより盛り上がりますが、そのためには予算や会場、準備期間といった部分で押さえておくべきポイントがあります。
本項では、社内表彰式の開催準備において知っておくべきポイントを6つご紹介します。

規模に応じた予算を組む

他の社内イベントに比べると、社内表彰式はステージの装飾、BGMや映像などの演出をふんだんに盛り込む場合も多いです。いわゆる“にぎやかし要素”であり場を盛り上げるための演出ですが、準備・制作費用については試算・見積もりを行い、必要な費用をしっかりと確保しておきましょう。

【必要になる費用の一例】
・会場のレンタル費用
・ステージセット、装飾費用
・音響、照明、映像機材
・機材オペレーターの人件費
・受付、司会、進行等のスタッフの人件費
・台本政策、映像、スライドなどの制作費
・表彰物や表彰状の制作費用
・賞金や景品の購入費

また運営サポートなどの外部サービスを利用する場合は、外注費も考慮する必要があります。規模が大きくなるほど費用もかさみますので、まずは規模に応じた予算を確保することが重要と心得ておきましょう。

表彰式にふさわしい会場を選定

表彰式を開催するにあたって「会場」はとくに重要です。

たとえば「本社と支社、関連会社が参加する大規模な表彰式」を開催する場合と、「支社内で小規模に開催する表彰式」では、求められる会場のキャパシティ、格式、雰囲気が大きく異なるでしょう。

よって社内表彰式を開催する際には、規模や格式、内容にふさわしい場所を選定しましょう。

準備期間に余裕を持つ

社内表彰式は大規模になるケースが多いため、余裕を持って準備を始めることが成功の秘訣です。

準備期間が不足してしまうと、「中身が充実したクオリティの高いイベントを開催すること」ではなく、開催そのものが目的になりやすく、本末転倒になってしまう可能性があります。

また早めに動いておけば準備過程で何らかのトラブルが生じても調整がききやすいですし、早期解決につなげやすくなります。

印象に残る表彰式にするためにも早めに行動を開始し、時間的リソースは多めに確保しておきましょう。

表彰基準を明確化し、対象者を選定する

社内表彰式を開催する場合は、「表彰基準」を明確化しましょう。誰もがわかりやすい表彰基準を提示したうえで表彰発表をすると、対象者の満足度が高まります。またそれ以外の参加者の納得感も得やすくなるのです。

さらに表彰式では、よくある全体業績・業務改革・模範などの優秀者だけではなく、新入社員対象、バックオフィス対象などさまざまな範囲で表彰を行うのもよい方法です。
普段はあまりスポットの当たらない部署・個人を表彰対象とすることで、幅広い従業員のモチベーションに働きかけやすくなります。

台本ではメリハリのある進行を意識する

台本づくりの際には「メリハリのある進行」を意識しましょう。進行にメリハリをつけることでワクワクする表彰式が作れ、大いに盛り上がります。

たとえば参加者に起立してもらって拍手をする、表彰対象者にステージへ登壇してもらう、最優秀者にスピーチをしてもらうなどの演出を加えることで、ただ名前を読み上げて発表するよりも表彰される側のうれしさが倍増しますし、会場内も盛り上がります。

そのほか、映像やBGM、照明の切り替えタイミングなどについてもメリハリを意識した台本を作成しましょう。「どうすれば盛り上がるのか?」と悩んだ時は、社内表彰式の演出アイデアについて調べてみたり、イベント企画会社に相談してみたりすると参考になります。

アウトソーシングも視野に入れる

表彰式の規模が大きくなる場合や、凝った演出をしようとする場合は運営にも手間や時間がかかります。そのような場合には、運営の負担を減らすためにイベント開催サポートなどのサービスを外注するのもおすすめです。

イベント開催サポートには、照明や音響機材のオペレーションといった限定的な範囲の外注はもちろん、イベント開催の企画から設営、撤収までワンストップでお願いできるサービスもあります。包括的なサポートが受けられるサービスなら、運営チームの負担を大きく減らせますし、イベント運営のプロの視点からアドバイスがもらえて内容の充実にもつながりやすくなります。

社内表彰式の開催ならL stay & grow晴海にお任せ!

本記事では社内表彰式の効果や演出アイデア、開催準備で知っておくべきポイントをご紹介しました。表彰式は年に1~2回ほどと開催回数が少ない社内イベントですが、従業員のモチベーションアップに大きく寄与できるイベントでもあります。

企業規模によっては準備も大掛かりになり、幅広い部署との調整が必要になるなど大変な面もあるものの、成功させられれば従業員と会社の双方にとって良い影響が得られます。本記事をご参考にしていただき、盛り上がる社員表彰式を企画・開催してみましょう。

カンファレンスホテル「L stay & grow晴海」では、伴走型のイベント開催サポートを行っております。弊社では社内表彰式についての課題をヒアリングしたのち、企画・立案から実施運営まで開催ご担当者様をワンストップでサポートさせていただきます。

また弊社では大小さまざまな会場をご案内しており、社員表彰式の規模に応じて最適な会場をお選びいただけます。ホテル内には会議室、宿泊フロア、レストランが併設されており、泊まりがけでの大規模な表彰式にも対応可能です。

「社員表彰式の開催実績が少なく、ノウハウがなくて不安」「外注して運営の負担を減らしたい」という企業様はもちろん、「今までと一風変わった演出の社員表彰式にしたい」といったご相談にも対応可能です。
社内表彰式のことでお困りの企業様は、ぜひお気軽にL stay & growへご相談ください。

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