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管理職研修は役職で内容を変えよう!各階層のおすすめプログラムや会場選びのポイントを解説

2024.12.24(最終更新日:2024.12.23)

企業が管理職を育成する際には、管理職研修が欠かせません。

管理職が適切なスキルを持たない場合、組織全体のモチベーションや業績に悪影響を与える可能性があります。よって現在のビジネス環境では変化に対応しながら部下をリードし、経営目標を達成する能力が求められますが、独学で身につけるのは難しいもの。

管理職に必要なスキルを身につけるには、管理職研修で“その階層に必要な知識・スキル”を体系的・効率的に学ぶ必要があります。

本記事では階層別・管理職研修の設計方法や研修成功のポイント、会場選びの基準などを解説します。「管理職の効果的な育成を目指したい」という研修担当者様は、ぜひご参考にしてみてください。

管理職の階層別特徴と求められる役割・課題

管理職は階層によって役割が大きく異なります。
それぞれの課題を正しく理解することで、適切な研修を設計できるようになります。

 

階層 主な役割 主な課題
係長 チームの現場リーダー 部下を適切に指導できない、調整役としてのスキル不足
課長 チーム運営と部下育成 部下の能力を引き出す力が足りない、問題解決能力に限界
部長 経営視点での意思決定 部門全体の目標達成に向けた戦略設計が不十分

 

係長の役割と課題

係長は現場リーダーとしてチームの業務を管理し、目標達成を支援します。上司と部下の橋渡し役として意見を調整し、部下が効率よく働ける環境を整えることも重要な役割です。
一方、自身が業務を抱えすぎることで、部下の指導や育成に十分な時間を割けないケースが多いことが課題となります。またリーダーとしての経験不足から、部下との信頼関係構築に苦労する場合もあります。

 

課長の役割と課題

さらに階層が上がり課長になれば、チーム全体を統括し、経営方針を具体的な業務に落とし込む責任を担います。部下の育成やチーム全体の運営を通じて、組織の目標達成をリードするのも課長の役割です。
その一方で、業務が多忙で部下育成に十分な時間を割けないことが課題になりがちです。経営方針と現場の現実の間で板挟みになり、意思決定の遅れやチーム内での混乱が生じるケースもあります。

 

部長の役割と課題

部長は経営視点で部門全体を統括し、戦略を実行する役割を担います。他部門との連携を図りながら、組織全体の目標達成に向けたリーダーシップが求められる立場です。
一方、部長クラスになると現場と経営陣の間での調整が求められ、全体の方向性を見失うリスクがあります。組織変革を進める際に、部下や他部門から協力を得るためのスキルが不足するなどの課題も生じます。

管理職研修で身につけたいスキルと知識

係長、課長、部長それぞれの階層に必要なスキルは以下のとおりです。

係長に求められるスキル

・リーダーシップ
係長には部下に的確な指示を出し、チームの目標達成を支援するリーダーシップが求められます。例えば「相手を動かす言葉の選び方」を学べば、部下が主体的に動ける環境を整えられます。

・タスク管理能力
現場でチームをまとめ上げる係長には、チームの業務を効率的に進めるタスク管理能力も必要です。例えば係長の主導で優先順位を見極め、緊急性の低いタスクを削減することができれば、チーム内の業務停滞を防ぐことができます。

 

課長に求められるスキル

・部下育成法
課長クラスになると、部下の能力を引き出し、自主的に成長を促す育成スキルも必須です。
例えばコーチング技術やフィードバックの技術を習得し、適切な指導を行えば、部下が自発的に行動できるようになります。
結果としてチームの生産性や目標達成力が向上するほか、コミュニケーションが円滑になり、信頼関係が強化されることで組織全体の連携がスムーズになります。

・意思決定力
課長クラスの人材には緊急時に的確な判断を下し、組織全体に良い影響をもたらすスキルも必要です。
例えばリスクを見極めながら短時間で最適解を導く方法を学ぶことで、迅速かつ的確な判断が可能になり、業務の停滞を防げます。
判断スピードが早まることで柔軟な対応ができるようになるほか、上司や部下からの信頼も高まり、組織内の意思決定プロセス全体がスムーズに進むようになります。

 

部長に求められるスキル

・経営戦略の理解
部長クラスになると、部門の枠を超えた全社的な視点で物事を捉え、経営に貢献する能力が求められます。
とりわけ「戦略的な判断力」は重要で、市場動向や競合他社の状況を的確に分析し、自部門の活動を経営目標と整合させる力が必要です。加えて部門間の連携を強化し、組織全体のリソースを最大限に活用できる視野の広さも欠かせません。
これらスキルを管理職研修で身につければ、経営陣からの信頼を得られるだけでなく、組織全体の成長をリードする役割を果たせる人材となれます。

・変革を推進するリーダーシップ
部長クラスの人材には組織文化を改善し、新しい方向性に社員を導くリーダーシップが必須です。特に変革を推進する際には、社員一人ひとりの不安や抵抗感に向き合いながら、共感を得つつ進めるリーダーシップが求められます。
これは係長で求められた「チーム単位のリーダーシップ」よりもより俯瞰的な視点での変革、長期的成長を見据えた力で、管理職研修でリーダーシップを身につけることで、組織全体の競争力向上につながります。

【管理職研修】階層別のおすすめプログラム

ここまでの項では管理職の各階層における課題、求められるスキルについてご説明しました。
これらを踏まえ、ここからは階層別のおすすめプログラムについて解説します。

係長向け研修

係長は現場で直接部下を指導し、日々の業務を管理する役割を担います。そのため、以下のスキルについての管理職研修を実施すると効果的です。

  • リーダーシップ基礎
  • タスク管理スキル
  • コミュニケーションスキル

リーダーシップ基礎

係長としてチーム内でリーダーシップを発揮するための基礎スキルを学ぶ研修です。
例えば「部下のやる気を引き出す指示の仕方」を習得すれば、チーム全体のモチベーションを上げ、パフォーマンスを向上させられるようになります。

タスク管理スキル

多くの係長が、目の前の業務に追われる中で「優先順位の設定」や「タスクの分担」ができていないという課題を抱えています。
そこで、係長クラスの人材に「優先順位づけ」「タスク管理ツールの活用」「タスクの委任(デリゲーション)技術」など、効率的なタスク管理方法を身につけてもらえば、チーム全体の業務効率化が実現しやすくなります。

コミュニケーションスキル

係長には部下が抱える悩みや課題を聞き出し、適切にサポートするためのコミュニケーションスキル研修も必要です。
例えば定期的な1on1ミーティングを通じて部下の声を拾い上げる手法や「傾聴」「明確な指示の伝え方」といったスキルは、チームをまとめ上げる上で必要なスキルであり、優先的に習得してもらいたいスキルだといえます。

課長向け研修

課長はチーム全体の成長と目標達成をリードする役割を持つため、以下のような研修内容が有効です。

  • 部下育成法
  • 意思決定力の向上
  • チームビルディング

部下育成法

課長クラスの人材には、単に部下に指示を出すだけでなく、彼らが自主的に成長する仕組みを作る方法を学んでもらうことが重要です。
具体的には「コーチング」「メンタリングスキル」、「OJT(On-the-Job Training)の効果的な実施方法」「目標設定と評価システムの活用」などがあります。

意思決定力の向上

課長は上司からの要求と部下の現場事情を調整し、最適な判断を下す必要があります。
よって管理職研修では、ロジックツリー、MECE、SWOT分析といった「問題解決のフレームワーク」「ケーススタディを通じた意思決定の練習」、「リスクマトリックスを用いたリスクの発生確率と影響度を評価する方法」などを学ぶプログラムを盛り込むとよいでしょう。
これらを学ぶことで迅速かつ正確な意思決定の方法が身につきます。

チームビルディング

課長クラスの管理職研修では、チームビルディングについてのプログラムも積極的に盛り込みたいところです。
これは「部下の特性を活かした業務分担」「モチベーションを高める評価制度」、「コンフリクト(対立)マネジメントのスキル」などが挙げられます。リモート勤務のある企業ならば「リモートワーク環境でのチームビルディング」についても習得しておきましょう。
従業員同士の信頼関係を築き、連携するためのスキルを磨くことで効率よく目標を達成できるようになります。

 

部長向け研修

部長は組織全体を俯瞰し、戦略を実行するリーダーとしての役割が求められます。よって管理職研修では、以下のスキルを獲得することが求められます。

  • 経営戦略の理解
  • 財務スキルの習得
  • 組織変革をリードする力

経営戦略の理解

部長クラスの研修では、経営層と同じ視点で戦略を考えるスキルを学ぶことが重要です。
例えば「業界の動向」「競合他社の戦略分析」などのスキルを身につけ、自部門での活用方法を具体的に考える研修は非常に有効です。

その他ポーターの5フォース分析やバリュチェーン分析など「戦略的な思考を養うためのフレームワーク」、「グローバル市場における成功事例と失敗事例のケーススタディ研修」などもおすすめです。

財務スキルの習得

部長クラスになると経営戦略を立てる上で財務に関する知識・スキルが必須です。
財務分析をもとに戦略を立てるためにも、管理職研修では「財務指標の活用方法」「原価計算・コスト管理」「予実管理」「コスト・ベネフィット分析」といった知識・手法を学ぶとよいでしょう。

組織変革をリードする力

部長クラスの管理職研修では、時代に合わせた組織改革を推進する方法を学ぶことも必要です。
具体的なプログラムとしては、「変革を推進するための理論とフレームワーク(ジョン・コッターの8ステップモデルなど)」「リーダーシップの発揮方法」といったものから、社員エンゲージメントを高める方法などが挙げられます。
組織の改革においてスムーズに移行するための具体的なマネジメント手法を学ぶことで、変革に対する社員の抵抗を最小限に抑えられるようになります。

管理職研修は宿泊研修(合宿形式)がおすすめ

学ぶべき内容が多い管理職研修は、宿泊研修(合宿形式)形式で行うと効果的です。
普段の職場を離れた環境で学ぶことで、深い学びや意識改革を促すことができます。
ここでは、宿泊研修の具体的なメリットを解説します。

  • 非日常の環境で集中力が高まる
  • 参加者同士の交流が深まる
  • 日帰り研修より長く深い学習ができる
  • 管理職としての責任感を再認識する機会になる
  • リフレッシュして学びが促進される

非日常の環境で集中力が高まる

日常業務から完全に離れる宿泊研修は、学びに集中しやすくなるメリットがあります。
会社内で研修を行った場合、メール対応や突発的な業務による中断が避けられません。
しかし会社を離れて行う宿泊研修の場合、そうした干渉を最小限に抑えることができます。

参加者同士の交流が深まる

宿泊研修では昼間の研修時間だけでなく、夜間の懇親会や個人的な交流が行われる時間も設けられる場合が多く見られます。実はこうした交流によって参加者同士の距離が縮まり、より深い信頼関係が築かれるメリットもあるのです。
例えば、普段あまり接点のない他部署の参加者と親睦を深められるのも宿泊研修ならでは。
業務における部門間の連携がスムーズになり、研修後も継続的に意見交換ができるネットワークが構築されるなど、中長期的なメリットが得られます。

日帰り研修より長く深い学習ができる

宿泊研修は、日帰り研修よりも時間を有効に活用できる利点もあります。長時間をかけてテーマに取り組むことで、より深い理解と実践的なスキルを習得しやすくなるでしょう。
例えば複雑な問題解決や戦略立案など、複数のステップが必要なプログラムでは、連続した時間を確保することで効果が倍増します。また翌日の研修で学んだ内容を、すぐに復習・応用することができる点も大きなメリットです。

 

管理職としての責任感を再認識する機会になる

研修にじっくりと時間をかける宿泊研修は、参加者が自分自身や組織を見つめ直す機会も得られます。他の管理職と一堂に会することで、管理職としての責任感を再認識し、今後の行動に変化をもたらす意識改革が期待できるでしょう。
また自己分析やキャリアプランニングをテーマにした研修では、日常から離れた環境が内省を深める効果を発揮します。これにより、「管理職として何をすべきか」という本質的な気づきを得ることができるのです。

リフレッシュして学びが促進される

宿泊研修は会社から離れて過ごすためリフレッシュ効果が高く、学びの効率が向上する利点もあります。
例えば午前中に集中力を使うプログラムを実施した後、午後にリフレッシュ時間を設けることで、午後の研修も高いパフォーマンスを維持できます。
このような環境は、特に長時間にわたる研修で効果を発揮します。また新しい環境に身を置くことでリフレッシュ効果が生まれ、普段の職場では思いつかない発想やアイデアが浮かびやすくなるのも宿泊研修のメリットです。特に戦略的思考やクリエイティブな発想が求められるプログラムには、宿泊研修が最適だといえるでしょう。

管理職の宿泊研修におすすめ|研修特化型ホテルのL stay & grow

管理職研修を成功させるポイントと注意点

管理職研修を成功させるには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。反対に言えば、ポイントを押さえないまま管理職研修を実施しても、思ったような効果が得られない可能性があるということです。
本項では、管理職研修成功のためのポイントや注意点をご紹介します。

管理職研修を成功させるポイント

管理職研修を成功させるには、以下のポイントを押さえる必要があります。

 

  • 目的を明確に設定する
  • 双方向の研修形式を採用する
  • 研修後のフォローアップを行う
  • 研修に集中できる環境(会場)を選ぶ

目的を明確に設定する

管理職研修を成功させるには、内容が参加者にとって具体的な課題解決につながるよう、目的を明確に設定することが大切です。
例えば「部長研修の目的は経営視点を養うこと」といった具体的な目標をはじめに設定することで、参加者が研修に集中しやすくなります。
逆に言えば、参加者の階層と異なる目的・内容の研修を実施しても、思ったような効果は得られないということです。研修計画を立てられる際には必ず明確で的確な目的を設定するようにしましょう。

双方向の研修形式を採用する

管理職研修では一方的な講義形式のプログラムに加え、ディスカッションやワークショップ形式を取り入れましょう。
参加者同士が能動的に学び合う場を作ることで、実務で直面する課題をケーススタディとして共有し、より実践的な学びが得られます。

研修後のフォローアップを行う

管理職研修を実施する際は、学んだスキルや知識を定着させるため、研修後にフォローアップの機会を設けることも重要です。
研修開催後1~3か月後に振り返りの場を作って現場での実践状況を確認するとともに、必要に応じて追加指導を行うことで研修効果の定着につながります。
「学ばせっぱなし」ではなく、企業全体でフォローすることを強く意識しましょう。

研修に集中できる環境(会場)を選ぶ

管理職研修、とりわけ宿泊研修形式の場合は、研修会場や宿泊施設の選び方で参加者の集中力・学習効果が大きく左右されます。
よって研修開催担当者は、参加者が集中しやすい環境を提供できるよう、会場選びにこだわりましょう。
会場選びのポイントについては後の項で詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

管理職研修を開催する際の注意点

研修成功のためには、以下の点に注意する必要があります。

  • 全員に同じ研修を提供しない
  • 現場の課題を反映した研修内容にする
  • 研修の準備不足を避ける

 

全員に同じ研修を提供しない

管理職は階層ごとに求められるスキルや課題が異なるため、画一的な研修では効果が薄れます。
よって管理職研修では、役職や業務内容に応じてカスタマイズした内容を準備しましょう。
学ぶべきプログラムについては、本記事の「【管理職研修】階層別のおすすめプログラム」をご参考にしてみてください。

現場の課題を反映した研修内容にする

研修内容が現場の課題と一致していなければ、実務で活用されにくくなります。
よって事前に現場の課題をヒアリングし、それに基づいた研修設計を行いましょう。

研修の準備不足を避ける

資料や設備の不足、スケジュールの不備は、参加者の集中力を損ないます。
特に遠方の会場を利用する場合は、交通手段や宿泊施設の設備等、空き状況等も含めて事前に確認を怠らないようにしましょう。

管理職研修の効果を最大化する方法

研修効果を最大化するには、実施後のフォローアップが欠かせません。
研修終了後は以下を行い、効果の最大化を目指しましょう。

  • 研修後に効果を測定する
  • 定期的に研修を実施する
  • 現場での活用サポート・フォローを行う

研修後に効果を測定する

研修後はアンケート調査等で参加者の理解度や満足度を把握することが重要です。研修後に成果を測定すれば、学んだ内容がどの程度業務に活用されているかを確認できます。
また研修を受けたチームや部門の業績データを分析することで、実務への影響を具体的に評価できます。さらに、参加者やその上司とのフィードバックを実施し、成果や改善点について意見を収集することも有効です。
これらを行えば次回以降の研修内容を改善するだけでなく、参加者にとっても成長を実感でき、モチベーションの向上にもつながるでしょう。

定期的に研修を実施する

管理職の役割は組織や社会の状況によって変化するため、研修を定期的に実施する必要があります。定期開催するには年間計画を策定し、状況に応じて内容をアップデートするとよいでしょう。こうすれば継続的に学びの機会を提供できます。
また管理職研修では、集合研修のほかにオンライン研修、OJTなどの形式を取り入れるなど、多様なニーズに対応することも大切です。
このような取り組みによって管理職が常に最新のスキルを身につけられる環境が構築できれば、組織全体としても人材育成の意識を高められます。

現場での活用サポート・フォローを行う

研修で学んだ知識やスキルを現場で活かすためには、適切なサポート体制が必要です。
メンターやコーチを配置し、参加者が実務での実践に困った際に助言を受けられる仕組みを整えるなどの対策を行うとよいでしょう。
また参加者の上司が進捗を確認し、具体的なアドバイスを行えば、研修内容が行動につながりやすくなります。社内で成功事例を共有するなどの方法も効果的です。
手厚いサポート体制を整えることで研修の成果を最大化し、組織全体の成長につなげられるでしょう。

管理職研修を開催する会場選びのポイント

会場選びは研修の成功に直結する重要な要素です。
管理職研修を成功させたい場合は、以下の項目を考慮して会場を選定するとよいでしょう。

  • 施設や設備の充実
  • アクセスの良さ
  • 宿泊設備の質
  • 研修会場から宿泊施設までの距離
  • サポートスタッフの対応力
  • 食事や休憩スペース

 

 

施設や設備の充実

講義やグループワークをスムーズに進めるためには、音響や映像設備が十分に備わっている場所を選ぶことが大切です。
加えてレイアウトを自由に変更できる会議室なら、ディスカッションやワークショップ形式の研修にも対応しやすいでしょう。
また高速インターネット回線が利用可能な会場を選ぶと、資料の共有やダウンロード等もしやすく、スムーズな進行ができます。このような会場なら、リモート参加者がいる場合でも安心です。

アクセスの良さ

会場までのアクセスの良さは移動の負担を減らし、スケジュールの遅れを防ぐためにも重要なポイントです。
駅や空港に近い場所なら参加者が迷わずアクセスでき、参加者の疲労を軽減することができます。
特に遠方からの参加者がいる場合は、主要都市の会場を選定するようにしましょう。
車で来る社員がいる場合は十分な駐車スペースが確保されているかどうかも要チェックです。

宿泊設備の質

宿泊研修では、宿泊施設の快適さが研修の成果に影響します。
十分な広さがあり、清潔で過ごしやすい客室が用意されているかを必ず確認しましょう。
また、宿泊施設の設備(ロビーなどの休憩スペース)についても、参加者が快適に過ごせるかどうかを軸にチェックされることをおすすめします。

研修会場から宿泊施設までの距離

宿泊研修では、会場と宿泊施設の距離が近い方が運営や参加者にとって負担が軽くなります。
移動時間が短縮されると研修後の疲労が少なく、参加者は翌日の研修にも集中しやすくなります。
なお、宿泊研修の場合は「研修特化型ホテル」を利用されるのも良い方法です。
会場と宿泊施設が一体化している研修特化型ホテルなら、移動が不要なため参加者の負担が少なく済むうえ、時間の管理もしやすくなって運営側の手間も省けます。

サポートスタッフの対応力

会場選びにおいては、スタッフが研修運営をしっかりサポートしてくれるかどうかも重要です。
機材トラブルが発生した場合、迅速に対応してくれるスタッフがいると研修の進行がスムーズになります。またスケジュールの変更にも柔軟に対応してくれる会場であれば、万が一進行やプログラムの変更が生じても安心です。

なお、管理職研修の開催実績が少ない企業の場合、企画段階からサポートしてくれる会場を選ぶのも賢い選択です。このような会場であれば会場のレイアウトや研修の構成などについて的確なアドバイスがもらえるため、研修を成功させやすいでしょう。

食事や休憩スペース

食事や休憩時間は参加者の満足度を左右する大切なポイントです。メニューの内容(和洋中のばりえーション等)はもちろん、アレルギーや宗教的な制限に配慮したメニューを提供できるかどうかも確認しておきましょう。
また、環境の良い休憩スペースがあると参加者が研修への集中を持続させやすくなり、研修全体の質も高まります。研修を行う会議室等のスペースだけでなく、休憩スペースについても必ず確認をしておきましょう。

 

>>管理職研修に適した会場をお探しの方はこちら|L stay & grow総合サイト

管理職研修は研修特化型ホテルL stay & growへお任せください!

本記事では管理職研修について、各階層のおすすめプログラムや成功のポイント、注意点、会場選びのコツをお伝えいたしました。
管理職研修においては、役職に応じて求められるスキルを重点的に伸ばすプログラムを選定することが重要です。日々忙しく過ごす管理職の時間を預かって実施する研修だからこそ、的確な内容を意識して設計しましょう。
また研修の効果を最大化するためには、研修会場をはじめとする環境、および開催後のフォローアップを忘れないことも重要です。

カンファレンスホテルL stay & growについて

研修特化型のカンファレンスホテル「L stay & grow」では、管理職研修の企画・開催のご相談を承っております。
当館は南砂町、晴海の2拠点で展開しており、それぞれ管理職研修に最適な会議室、宿泊施設、レストランを完備。
とりわけ宿泊研修形式に適した施設であり、研修時間は設備のそろった会議室がご利用いただけるだけでなく、休息時間には共用スペースや広々とした客室でゆったりとおくつろぎいただけます。

【カンファレンスルームの例】

・L stay&grow南砂町|PEAK 1+2+3 /最大75席

・L stay&grow晴海|BRIDGE 1・2 /最大42席

 

※各館ともに少人数〜200名規模まで対応可。広さ・料金等の詳細は以下をご参考にしていただくか、L stay&growへお問い合わせください。

・L stay&grow南砂町 カンファレンスルーム詳細

・L stay&grow晴海 カンファレンスルーム詳細

▼お問い合わせフォームはこちら

【館内施設・共用スペースの例】

・L stay&grow南砂町 共用スペース

・L stay&grow晴海 共用スペース

L stay & growのホスピタリティと客室・お食事内容について

L stay&growでは、経験豊富なコンシェルジュが企画段階から研修終了までご担当者様を伴走サポートいたします。会議室のレイアウトや研修内容などのご相談はもちろん、機材の手配や資料作成のサポート、当日のオペレーション等についてもお任せください。
当館では研修期間を過ごす客室やお食事の内容につきましても“大切なプログラム”として考えており、ご担当者様のご意向に沿ったご提案をさせていただきます。

【客室例:晴海|リラックスダブル】

【客室例:南砂町|デラックスツインルーム】

研修中の楽しみである食事については、ホテルシェフが調理を担当。栄養満点でハイクオリティなお食事をお楽しみいただけます。
二次会やお夜食、懇親会等のお食事についても承りますので、お気軽にご相談ください。

 

【朝食のご提供例:南砂町】

 

【昼食のご提供例:晴海】

 

【夕食のご提供例:南砂町】

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・企画段階から相談し、サポートしてほしい
・対面とオンラインの同時開催(ハイブリッド形式)で管理職研修を実施したい

このようにお考えのご担当者様は、ぜひお気軽にL stay&growへご相談ください。

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