- Home
- 研修・会議 お役立ちコラム
- オフサイトミーティングとは? 開催を成功させるポイント、場所選びのコツを紹介
Column お役立ちコラム
研修・会議お役立ち情報
オフサイトミーティングとは? 開催を成功させるポイント、場所選びのコツを紹介
企業が行うミーティングのうち、特に最近注目されているのが「オフサイトミーティング」です。
もともと海外の企業で多く取り入れられていたミーティング手法ですが、近年は日本でもオフサイトミーティングを活用し、自由な意見交換を行っている企業が増えつつあります。
そこで今回は、オフサイトミーティングとは何なのか、そのメリット・デメリットや成功のポイントをご紹介します。
「社員同士で交流を深めたい」「社内の連携力を高めたい」という企業は、ぜひご参考にお読みください。
▶宿泊研修・合宿会議ご相談下さい|【東京23区】宿泊研修施設「カンファレンスホテルL stay & grow」◀
オフサイトミーティングとは?目的と特徴を解説
オフサイトミーティングとは、普段の職場や会議室を離れ、社外の場所で行う話し合いのことです。
日常業務から距離を置くことで、参加者がリラックスした状態で対話でき、率直な意見が出やすくなります。
社内会議(オンサイトミーティング)との大きな違いは、以下の3つです。
| ·心理的安全性が高まりやすい
·発想が“日常モード”から切り替わりやすい ·部署や立場を超えた対話が生まれやすい |
開催の目的は企業によって異なりますが、主に「組織課題の共有」「アイデア創出」「チームの関係性向上」の3つに集約されます。
オフサイトミーティングでは普段の環境では見えにくい問題や可能性に気づけるため、企業のコミュニケーション活性化や新規施策検討でも活用が広がっています。
オフサイトミーティングのメリット・デメリット

オフサイトミーティングには、職場を離れるからこそ得られる効果があります。
一方で、準備や運営には一定の負担があるのも事実です。
ここでは、企業担当者が事前に理解しておきたいポイントを、メリット・デメリットに分けて整理します。
オフサイトミーティングの4つのメリット
1. チーム全体のコミュニケーションが活性化する
職場では話す機会が少ないメンバーとも自然に対話が生まれ、部署や立場の垣根を越えた交流が促されます。
同じ空間で長時間を共有することで信頼関係が深まり、普段の相談がしやすくなる・連携がスムーズになる・意思決定が早くなるといった良い影響が波及します。
2. 本音やアイデアが出やすくなる
場所を変えるだけで“日常モード”がリセットされ、意見を言いやすい心理状態になります。
社内では遠慮して言いづらい課題やアイデアも社外では出やすくなるため、新規施策や課題整理につながります。
3. 妨げが少なく、議論に集中しやすい
社内では電話や来客、業務対応が割り込んで議論が中断することが多くあります。
オフサイトではミーティングに専念できるため、短時間でも深い対話が生まれやすく、会議の密度が高まります。
4. 価値観の共有が進み、相互理解が深まる
異なる部署や役割のメンバーの考え方を知ることで、チームワークの改善が進みます。
例えばオフサイトミーティングで心理的な距離が縮まると、日常の相談や意見交換がしやすくなり、結果としてチーム内の行き違いや孤立を防ぎやすくなります。
オフサイトミーティングの4つのデメリット
1. 会場費・交通費などコストが発生する
社外での開催には費用が伴います。
参加人数や会場タイプによっては想定以上のコストになるため、予算管理が必要です。
2. 業務調整が必要で、スケジュール確保が難しいことも
社外に出る時間を確保するため、参加者の調整や引き継ぎが必須になります。
特に多部署横断型のミーティングはスケジュール調整が課題になりやすい点に注意が必要です。
3. 目的が曖昧だと生産性が低くなる
「とりあえず集まるだけ」の状態になると、雑談で終わってしまうリスクがあります。
成果が出ない原因の多くは、目的設定不足や進行役不在による“場のゆるみ”です。
4. 会場が遠いと移動の負担が大きくなる
移動に時間がかかりすぎると、疲労で議論が浅くなったり、滞在時間が短くなったりするケースがあります。
これを防ぐには、アクセスの良い場所を選ぶ必要があります。
ここまでのまとめ:デメリットは事前準備でほぼ解消できる
| 項目 | 内容 |
| メリット | ・心理的安全性が高まり本音の意見が出やすい
・場所を変えることで発想が切り替わり、アイデアが生まれやすい ・対話量が増え、日常の相談や連携がスムーズになる ・電話や来客対応がなく議論に集中できる |
| デメリット | ・会場費・移動費などコストがかかる
・日程調整や備品確認など準備工数が増える ・目的が曖昧だと雑談で終わりやすい ・業務を離れる時間が必要で、調整に負担が出る |
オフサイトミーティングのデメリットは、「目的設定」「参加者の選定」「進行役の配置」「スケジュール管理」の4点を押さえることで大幅に軽減できます。
よくある失敗を避けるためにも、企画段階でこれらの準備を丁寧に行うことが重要です。
オフサイトミーティングを成功させるための3つのポイント

オフサイトミーティングは、場所を変えるだけでは効果が出ません。
「目的設定」「進行設計」「フォローアップ」の3点を押さえることで、議論がまとまり、現場で使える成果につながります。>/span>
ここでは、人事・マネジャーが実務で押さえるべき3つの核心ポイントを整理します。
1. 目的とゴールを明確にする
オフサイトミーティングで最も多い失敗は「目的が曖昧なまま始めてしまう」ことです。まずは参加者全員が“どこに向かうのか”を共有できる状態に整えましょう。
|
これらを事前に共有しておくと議論の迷走が減り、全員が同じ方向を向いた状態で話し合いを進められます。
2. 進行役(ファシリテーター)と役割分担を明確にする
オフサイトミーティングは雰囲気が自由だからこそ、進行管理を担う“軸”が必要です。
役割分担をあらかじめ決めておくことで、場が締まりやすくなります。
|
こうした役割が設定されていると、参加者が安心して発言しやすくなり、議論が活性化しやすくなります。
3. フォローアップ体制を用意する
オフサイトミーティングの価値は「当日の議論」で終わりません。
出てきた意見や仮説を職場に持ち帰り、次のアクションにつなげるための体制を整えておく必要があります。
|
これらを明確に整理し、実行担当者と期限までセットで決めておけば、当日の議論を“やりっぱなし”で終わらせず具体的な行動に落とし込めます。
結果として、ミーティングで浮かび上がった課題やアイデアが実際の改善につながりやすくなります。
▶ 宿泊研修・会議なら┃カンファレンスホテル L stay & grow ◀
オフサイトミーティングに適した場所選びのコツ

オフサイトミーティングの成果は「どこで実施するか」によって大きく変わります。
特に「雑談が生まれやすい空間」「集中しやすい環境」を両立できる会場を選ぶと、議論の質が高まりやすくなります。
ここでは、企業が会場を選定するときに押さえておきたい実務的なポイントを整理します。
1. アクセスの良さ:参加者の負担を減らし、集中力を保つ
会場選びでまず確認したいのがアクセスの良さです。移動に時間をかけすぎると開始前から疲労し、議論に入りにくくなります。そのため、会場選びの際には以下の3点を押さえておくと安心です。
確認したいポイント
| ·最寄り駅から徒歩圏内か ·遠方からの参加者も合流しやすい立地か ·送迎やシャトルバスがあるか |
アクセスがスムーズだと参加者が時間通りに集合しやすく、議論に気持ちよく入れます。
初日のテンションを整える意味でも極めて重要な要素です。
2. 設備・機材の充実度:議論の“止まらなさ”を確保する
オフサイトミーティングでは、機材トラブルが議論の流れを止めてしまうことがあります。
次の項目は必ず事前に確認しておきましょう。
確認したいポイント
| ·Wi-Fiの安定性• プロジェクター・モニターの有無 ·マイク・スピーカーなど音響設備 ·レイアウト変更の柔軟性(島型・円卓・ロの字など) |
機材が十分にそろっていると、参加者は議論に集中しやすくなります。
オンライン参加者がいる場合は、特に「通信環境の安定性」を重視するようにしましょう。
3. “非日常”と“集中”のバランス:良いアイデアが生まれやすくなる
職場から離れるだけで気分が切り替わり、心理的な緊張がほぐれます。
とはいえ「リゾートすぎる」「観光地に近すぎる」と逆に集中しづらくなる場合もあります。
会場に求めたい環境のイメージ
| ·落ち着いた雰囲気(雑音が少ない) ·適度な非日常感(会議室の雰囲気・眺望・インテリアなど) ·会議と休憩スペースの動線がスムーズ |
場の雰囲気は発想の柔らかさに直結します。
アイデア創出や本音の対話が目的なら、環境づくりにも目を向けたいところです。
4. 食事・休憩スペースの質:交流の深まりを左右する
オフサイトミーティングでは、会議以外の時間も重要です。
特に食事や休憩スペースの質は、チームの関係性に影響します。
確認したいポイント
| ·同じ施設内で食事を取れるか ·アレルギー・宗教対応ができるか ·グループで座れるテーブル配置か |
食事時間に自然な会話が生まれれば、午後の議論がスムーズになり、意思決定もしやすくなります。
また「食事を外へ買いに行く必要がない」というだけでも、運営負担が大きく軽減されます。
5. 宿泊一体型かどうか:議論の深まりと運営効率を最大化
近年、宿泊型のオフサイトミーティングが急増しています。
会議・宿泊・食事が同じ建物で完結するタイプの施設は、以下の点で特に優れています。
宿泊一体型のメリット
| ·移動がなくスケジュールを組みやすい ·夜の懇親会から翌日の議論につながりやすい ·急な変更や延長にも対応しやすい |
議論の続きが翌日に自然に持ち越せるため、合宿形式のプロジェクトキックオフや中期計画策定にも向いています。
6. サポート体制:初めての担当者でも安心できる
オフサイトミーティングを担当する人の多くは、年に数回の“非日常業務”として企画を任されています。
そのため、施設側のサポート体制は非常に重要です。
安心材料となるポイント
| ·セッティングや備品準備を任せられる ·当日のレイアウト変更に対応してくれる ·企画段階で相談に乗ってくれるスタッフがいる |
会場側の支援があると、担当者は“議論の質をどう高めるか”という本質的な部分に集中できます。
まとめ:場所選びは成果への投資
| 視点 | チェックポイント | 選ぶ理由(効果) |
| アクセスの良さ | ・最寄駅からの距離 ・遠方参加者の合流しやすさ ・送迎の有無 |
移動疲れや遅延を防ぎ、初動から集中しやすい |
| 設備・機材 | ・Wi-Fiの安定性
・プロジェクター/モニター・音響・レンタル備品 ・レイアウト変更の自由度 |
議論を止めず、オンライン含む多様なミーティングが成立しやすい |
| 環境(非日常 × 集中) | ・静かな空間
・程よい非日常感 ・会議・休憩の動線 |
発想転換がしやすく、心理的に話しやすい雰囲気を作れる |
| 食事・休憩スペース | ・館内で食事できるか
・アレルギー/宗教対応 ・グループで座れるか |
食事時間の雑談が自然な交流を生み、議論の活性化につながる |
| 宿泊一体型かどうか | ・会議・宿泊・食事の同一建物内で可決する
・懇親会〜翌日の流れがスムーズか |
長時間の議論や合宿形式に強く、運営効率と深い対話を両立できる |
| サポート体制 | ・レイアウト変更に対応可能か
・機材準備の支援・企画段階の相談の可否 |
担当者の負担を減らし、議論の内容に集中しやすくなる |
オフサイトミーティングは「どこで行うか」によって得られる成果が変わります。
アクセス・設備・環境・食事・宿泊・サポートのバランスを見ながら、自社の目的に合った会場を選ぶことで、参加者が自然と話しやすい雰囲気が生まれ、議論の質も深まりやすくなります。
この基準を踏まえて場所を選定すれば、オフサイトミーティングを“ただ集まるだけの会”で終わらせず、実りある時間に変えられるでしょう。
▶ 宿泊研修・会議なら┃カンファレンスホテル L stay & grow ◀
オフサイトミーティング実施時の注意点

オフサイトミーティングは「集まれば何か生まれる」というものではありません。
多くの企業がつまずくポイントには共通性があり、それらを事前に把握しておくことで失敗を避けられます。
ここでは、実務担当者が特に注意したい代表的なリスクと、その対策を整理します。
1. 目的や議題が曖昧なまま進めてしまう
目的が曖昧なまま会をスタートすると、議論が散らかり、結局「何を決めたのか」が残らない場になりがちです。
代表的なリスクは以下のとおりです。
- 参加者の期待値がバラつく
- 議論が横道にそれやすい
- 結果として“雑談会”になってしまう
目的を明確にして告知するだけで、「意見をどう集めるか」「何を持ち帰るのか」など参加者の姿勢が揃います。
テーマを1~2点に絞ると、議論の深度も保ちやすくなります。
2. 議題を詰め込みすぎて時間が足りなくなる
オフサイトは「せっかくだからいろいろ話したい」という心理が働きやすく、議題過多になりがちです。しかし長時間を確保できるとはいえ、詰め込みすぎると議論の密度が落ちます。
詰め込みで起きる問題は次のとおりです。
- 一つ一つの議論が浅くなる
- 重要テーマを深める時間が確保できない
- 無理なタイムラインで参加者が疲弊する
テーマは“優先度順に3つ以内”が目安です。残りは「持ち帰り課題」として整理し、次の会議につなげるほうが効率的です。
3. 全員が発言できる仕組みを用意していない
普段の会議と同様に、声の大きい人だけが主導してしまうと、オフサイトの良さが半減します。
ここで生じる課題は以下のとおりです。
- 若手や内向的なメンバーが発言しづらい
- 一部の意見に議論が引きずられる
- 多様なアイデアが出てこない
これを避けるには、進行役(ファシリテーター)の役割が重要です。
小グループに分ける、ラウンドロビン(順番発言)を使うなど、全員参加が担保できる設計を組み込むと、場の質が大きく変わります。
4. 振り返りやアクション整理をせずに終えてしまう
オフサイトの価値は「時間中に出た意見」ではなく、「翌週からの行動がどう変わるか」にあります。
しかし、振り返りを省略すると、せっかくの成果が社内に戻った瞬間に消えてしまいます。
振り返りをしない場合に起こりやすい課題は次のとおりです。
- 良いアイデアが実行されず放置される
- 当事者意識が弱まり、日常業務に埋もれる
- 意見を出した人ほど失望し、今後の参加意欲が下がる
最後に「決まったこと」「次回までのタスク」「担当者」を最低限整理しておくと、オフサイトが組織の変化につながりやすくなります。
5. 参加メンバーの選定を誤る
メンバー構成は、オフサイトの成果を左右する大きな要素です。
部署単位で固めすぎたり、関係者が足りなかったりすると、議論が狭い範囲に留まることがあります。
起こりやすい問題は以下のとおりです。
- 課題の全体像がつかめない
- 判断者不在で議論が前に進まない
- 現場視点が欠け、実行性の低い案になる
役職・年次・部門を適度に混ぜることで、多面的な議論が可能になります。特に「意思決定に関わる人」と「実務を担う人」が両方参加する体制が理想です。
▶ 宿泊研修・会議なら┃カンファレンスホテル L stay & grow ◀
オフサイトミーティングの成功事例

オフサイトミーティングは、形式そのものが成果を生むわけではありません。どの企業も「環境」「設計」「目的の明確化」によって成果が生まれています。
ここでは、L stay & growで行われた実際のミーティング事例をベースに、成功につながった要素を整理します。
事例①:マネジメント層の育成と横のつながり強化を目的とした合宿型プログラム
ある技術系企業では、急速な事業拡大に伴い、管理職層の育成が追いつかないという課題を抱えていました。
従来は日帰り研修が中心でしたが、「育成と横串の連携強化を同時に進めたい」という意図から、宿泊型のオフサイト研修を採用しました。
プログラムの構成は以下のように整理されました。
|
この合宿形式にしたことで、次のような成果が見られました。
- 管理職同士の横のつながりが強化され、実務相談がしやすくなった
- 役割認識が揃い、マネジメント力の底上げにつながった
- 学習だけでなく“腹を割って話す時間”が生まれ、心理的距離が縮まった
特に「連続した時間を使って役割理解とコミュニケーションを深められた点」は、日帰り形式では得られなかった成果といえます。
事例②:組織統合後の“連携強化”を目的に、日帰り型から宿泊型へ変更
複数エリアに分かれていた企業が統合し、新たな体制として再スタートしたケースです。
これまでは地域ごとに日帰りで研修を実施していましたが、統合後は「組織としての一体感を強める必要性」から、宿泊型に切り替えました。
宿泊型へ変更した背景には、次の理由がありました。
|
実際の取り組みでは、認定制度に関する研修と合わせて、他拠点のメンバー同士が対話する時間を多めに設計。
宿泊型にすることで次の成果が生まれました。
- 拠点を超えた関係構築が進み、情報交換が活発化した
- 研修内容の理解が深まり、認定制度への当事者意識が向上した
- “チームとしての一体感”が生まれ、新体制でのスタートをスムーズにできた
「組織再編直後にオフサイトミーティングを実施すると、心理的な壁が一気に下がる」という典型例です。
成功事例に共通するポイント(要素別まとめ)
上記2つの事例を比較すると、成功の背景にはいくつかの共通項があります。
1. 目的が明確で、プログラムに落とし込まれている
いずれも「何を得たいか」が明確で、内容設計に反映されています。2. 連続した時間を“人間関係構築”に活用している 3. 実務に直結するテーマ設定ができている
|
単なる交流ではなく、現場での行動に直結する設計が成果を生んでいます。
オフサイトミーティングに最適な施設:L stay & grow
オフサイトミーティングを成功させるには、「会議」「宿泊」「食事」が一体になった環境が大きな力を発揮します。
移動のストレスがないだけでなく、対話・集中・振り返りの流れを途切れさせずに進行できるためです。
「L stay & grow」は、そうした“集中と対話に最適化された空間”を提供する研修特化型ホテルです。


【L stay & growの特徴】
|
【L stay&grow南砂町/レストラン】

【L stay&grow晴海/客室 リラックスツイン】

【朝食/昼食/夕食】



宿泊をともなうオフサイトミーティングでは、自然と参加者同士の距離が縮まり、日中の議論が翌日の意思決定につながりやすくなります。
初めてオフサイトミーティングを企画されるご担当者様でも、施設スタッフが事前準備から当日の進行まで丁寧にサポートいたします。
「オンとオフを切り替えながら、しっかり議論に集中したい」
「移動の負担を減らし、1日の密度を最大限まで高めたい」
という企業様は、ぜひL stay & grow をご活用ください。







